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2006年6月30日 (金)

ポスト勝ち組、負け組、論、

勝ち組み、負け組みの定義は?

村上ファンドの村上氏の逮捕
ライブドアの堀江氏の逮捕の後から

いわゆる
勝ち組、負け組み論みたいなものは
以前ほどさかんに論じられなくなった

私はこの議論に関しては
ずっと疑問を持っていた

まず、何をもって勝ち組み、
何をもって負け組みと言うのか?

こう言うと

年収1千万円以上が勝ち組み!
と多くの人は定義するのだが、

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別に年収が低くても
幸せな生活はできるし
年収が高くても
幸せな生活が
できない場合もあある

勝ち組が広がれば
勝ち組のマーケットが広がるだけで

負け組みが広がれば
負け組みのマーケットが広がるだけなのだ

1万円でご飯を食べるお店ができれば
290円のラーメンが流行る、
そういうことなのだ

だから、私は、
勝ち組み、負け組みの定義を
年収で区切って、
この問題を社会問題として論じている
人の文章にはあまり興味をしめさない

自分より幸せな人はいくらでもいる
自分より不幸な人はいくらでもいる

そんな相対的な勝ち負け論よりも
もっと目を向けなくてはいけない
事が実はあると思っている。

二極化現象は
世界中で起きている現象

実は、
勝ち組み、負け組み問題
ってのは世界中で起きている現象である

2006年6月29日の日経新聞 朝刊 (44面)

日本を磨く、美と徳をみつめて
というコーナーで
大阪大学教授 文化人類学者青木保氏
が、次のように述べておられた

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「欧・米でもアジアでも莫大な資産を持ち
 金利だけで食べている人達が少なからずいる
 世界的にみれば日本はいまだ、まれにみる
 「平等社会」といってよい」

+++++++++++++++++++++++

ただ、その中で、青木氏は新たな問題点を指摘する

+++++++++++++++++++++++

才能を発揮する場所がない、というか
才能が評価されない

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勝ち組み、負け組み社会が悪いのではない
人々の年収が、勝ち組み、負け組みに
固定されてしまう社会が悪いのだ

それでは、人々を
勝ち組み、負け組みに
固定化してしまう
原因は何なのだろう?

ここではその原因が
小泉総理であるとか
自民党の政治であるとか
政治的な推論はするつもりはない

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そんな分析はされつくされているし
そんな分析は働いたことのない
私立大学四年の私がしたところで
なんの根拠もないし、実感もないので
無意味であろう、

私は私の立場で分析をしてみたい
勝ち組み、負け組みを
固定してしまう原因

まさにそれこそが
日本人の中にある
平等意識そのもの
なんじゃなかろうか?

平等意識から生まれる
臆病意識

青木氏の言葉を借りるなら
その臆病意識が

日本の社会をになう
人材を生み出すために
前向きな評価を
人々に社会にさせないで
いるのではないだろうか

日本は平等社会である、
和をもって尊しとなす、
そこから、出るくいは打たれる、
という悪しき慣習もできた

そんな平等社会の人々は変化を恐れる
異物を恐れる、古い物を打ち壊し、
新しい物を追い求める人々を恐れ、排除する

村上ファンドの村上さんが
記者会見で言っていた。

『この国は、成功者に対して優しいですか
 成功者をキックアウトするようなところが
 ないですかね?』

私はライブドアのホリエさんが捕まった時も
同じ感想を持った。意外や意外、私と同じ
世代の若者達はホリエモンを今でも好きな人が多い

確かに彼がやったことは全てが褒められるべきではない
ただ、彼がやったことの中で、彼がやったことをみて
何かこれからの日本に対して希望をもった若者は
少なからずいたのである

彼が著作の中で繰り返しいっていた内容

『若い人が元気にならないと駄目だ
 若い人が古い体質を壊して
 社会が新陳代謝していかない限り
 日本は良くならない』

日本では、本当の勝ち組は育っているか?
現状では、育っていないとしか言えない。

本当の勝ち組というのは
ただ単に年収だけ高くて、

会社の言うとおりに動き、
好きでもない仕事をして
たまの休みにキャバクラにいき
上司の愚痴を言うような

小さい頃から遊ぶのを我慢してきた
優秀大学のおぼっちゃんのような人では

決してない

面白いこと
今までにないこと

そんなことを次々と生み出し続け
市場に新鮮な風を送り込むような
商品、サービス、事業を、
開発し続ける人のことであろう

そのためには独創的で戦略的な思考力、
論理的な説得力、そしてなにより

リスクを恐れぬ、タフな精神力、
自分の夢を大きく持てる、
『理想力』が必要になる

ただ、現在の若者はこの
理想力というものが一番弱い

なぜ、理想力が弱くなってしまったのか?

次回は具体的に
若者の理想力が
弱くなってしまった
原因を考えてみたい

つづく

ご意見、ご質問はこちらまで

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